読みやすい文章はリズミカルです。
「スラスラと読めて気がついたら最後まで読んでいた」なんてことがありませんか?
でも自分が書いた文章は読みにくくてリズムがない…。
僕は自分の書いた文章が嫌いです。
少しずつ勉強しようと思ってコピーライティングの本を探しました。
そこで1冊のわかりやすくて面白い本に出会ったんです。
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『売る文章51の技』から学んだを3つのポイント

『売る文章51の技』には、タイトルのとおり「売るための51の技」が書かれています。
その中からとても勉強になった3つの技をご紹介します。
- リズムは短く長く、長く短く
- 語尾に変化をつける
- 「一人二役」で大ざっぱなセンテンスをさくさく書き進める
①リズムは短く長く、長く短く

タン!タン!タン!と一本調子ではなく、タン・タン・タタタン・ターンのように緩急をつけるリズミカルなイメージです。
短いセンテンスだけでなく、長めのセンテンスを織り交ぜると単調さはなくなります。
引用元:『売る文章51の技』のP75より
何も考えずに文章を書いていると、同じような調子の文が続きやすいです。
最近は自分なりにリズムをかえるように心がけています。
でもすごく難しいです…。
いろいろな方のブログを読んでいると
- あれ、すごく読みやすい
- いつの間にか最後まで読んじゃった
ということがあります。
僕はこのように感じたときは、忘れないうちに気づいた点や参考になった部分をスマホにメモしています。
スマホだとメモ帳もペンもいらないので、その場ですぐにメモができて便利です。
②語尾に変化をつける

・同じ語尾を続けず、ときどき変えるとリズムが生まれる
・名詞や形容動詞で終わる語尾を多用すると、居丈高な印象になるので注意
引用元:『売る文章51の技』のP77より
文章の語尾については、「で・ある調」「です・ます調」があります。
僕は基本的に「です・ます調」を使っています。
その上で、アクセントとして
- 「体言止め(たいげんどめ)」を使ったり
- 「◯◯ですよね」
という書き方を少しだけ混ぜるようにしています。
③「一人二役」で大ざっぱなセンテンスをさくさく書き進める

対話をシミュレーションする
“とりあえず”のセンテンスは、「一人二役ごっこ」をすると、書きやすくなります。
「一人二役ごっこ」とは、コピーを書く人と、コピーを読む人の二役を演じて、センテンスを書くことです。
販売員とお客の対話のようなイメージです。
引用元:『売る文章51の技』のP55より
実際に頭の中で二人の人物をイメージしたら、すごく書きやすくなりました。
ボケとツッコミのお笑いじゃないですが、一人二役は意外と楽しいです。
たまに一人でノリツッコミをしています。
読んだ感想
『「売る」文章51の技』を簡単にご紹介します。
- 著者:有田憲史
- 初版:2010年8月2日
- 総ページ数:158ページ
- 定価:1,480円(税別)
「はじめに」を読んで興味をもった
『「売る」文章51の技』の「はじめに」を読んで、僕の心に残った箇所をお伝えします。
「文才がないので、コピーがうまく書けないんです」、そう話す人がいますが、それは誤解です。
うまく書けない理由の大半は、<技術を知らなかったからです。
コピーもスポーツと同じようにある程度までレベルアップできる基本技術があるのです。
それを身につければ、恥ずかしくないコピーを書くことができます。
引用元:『「売る」文章51の技』の「はじめに」より一部抜粋(P3)
僕はこの「はじめに」を読んでこの本に興味をもちました。
基本技術を学べば、恥ずかしくないコピーが書けるようになるんですからね。
「早く続きを読みたい」「僕にも伝わる文章が書けるかもしれない」とワクワクしました。
読み終わって最初に思ったことは「早く文章が書きたい」でした。
目次を読むだけで面白い
『「売る」文章51の技』は「目次」を読むだけでも面白いです。
目次の中から厳選してご紹介します。
・その1:「売る」文章が書けるかどうかは、書く前に決まる!
・その2:書くための<仕入れ>で商品を知りつくす
・その4:<ユーザー視点>で商品を考えてみる
・その7:誰に伝えたいのか?すべての人向けでは伝わらない
・その13:必要なのは起承転結ではなくシナリオだった!
・その18:すべては第一センテンスで決まる
・その24:一晩寝かせてうまさを出す
・その25:<お悩み解決型>シナリオで共感させる
・その26:<ハッピー先出し型>シナリオでワクワクさせる
・その27:<特徴アピール型>シナリオで感心させる
・その28:<論より証拠型>シナリオで信用させる
・その29:<ハリウッド映画型>シナリオで感動させる
・その41:情景が目に浮かぶように書く
引用元:『売る文章51の技』の「CONTENTS」より一部抜粋(P6〜8)
目次の一部分だけですが、思わず内容を読んでみたくなります。
本の中に書かれている「1つの技」が、2〜4ページでコンパクトにまとまっているので読みやすいです。
基本技術を学んだあとは試行錯誤あるのみ
「コピーの書き方」は普通の文章とは違う。
普通と違うわけですから、基本的な技術を知らずに上手く書けるわけがないんです。
コピーの書き方にはパターンがあるので、自分のパターンになる引き出しを少しずつ増やしていきたいです。
そのためにもこれからたくさんの文章を書いて練習します。
試行錯誤あるのみです。
『タン・タン・タタタン・ズルッ……』と転ばないように気をつけないと。
『タン・タン・タタタン・ターン!』